ラーメンを作る職人が青木亭ならば、その食材を作る側もいわば職人。試行錯誤を繰り返し、ついにたどりついた青木亭の味。青木亭のシャキシャキしたねぎ。青木亭の3大食材のひとつである、ねぎを作る農家が明かす青木亭のねぎとは…

第二弾
麺上げ職人×ねぎ栽培職人





青木亭はラーメンを作る職人の麺上げや調理技術だけではなく
その素材にもとことんこだわって一杯のラーメンを作っている。
青木亭のラーメンを作る人間が職人であれば、そのラーメンに使う、
様々な厳選された食材を生産する方々もいわば職人。
青木亭のラーメンを構成する様々な食材たち。
様々な努力、試行錯誤を重ね、すばらしい食材に育て上げた
生産者の話をお伝えします。









     大荷場農業共同組合のみなさん

ねぎ消費量月間5トン超!?


青木亭のねぎの生産者である、大荷場農業共同組合様の話を交え、青木亭のラーメンを語り尽くす。
極上の素材の維持に尽力する影の職人たちにスポットライトを当て、青木亭のねぎの秘密に迫る!

<大荷場農業協同組合>


青木亭様から、ねぎの出荷のお話をいただいたのは今から4年前でしょうか。国産の取れ立ての新鮮なネギを提供して欲しいというお話でした。私どもは、組合を構成し、共同の畑でねぎの生産をしています。この地は、古くからねぎの生産が盛んな地域であり、県内はもとより、全国各地に大荷場のねぎを出荷しています。お話の中で驚いたのは、青木亭様のねぎの消費量でした。その量、月間5トン!当時、私たちの畑では大手スーパーなどへの出荷などもあり、他に月間5トンものねぎを生産するには当時の畑では足りませんでした。正直言って、ラーメン店で使う量としては想像を絶するので、埼玉のラーメン店で月間5トンもの消費があるラーメン店…本当なのか?と少し疑いました(笑)。5トンのねぎを使うお話が本当ならば、ねぎ生産のスキームを組み直し、生産する畑も広げなければなりませんから…。

青木亭出荷用のねぎ畑

当時、青木亭様が使用していたねぎは国産のねぎでしたが、ねぎというのは春に種をまき冬に収穫するサイクルで、栽培期間が長く手間もかかります。気候に左右されやすく、多くの量のねぎを安定的に生産出荷するのは難しく、ねぎの供給が極端に落ちる時期もあったようで、様々な産地からかき集める分、コストもかかり通年の課題としてとりかかっておられたようでした。確かに気候に左右されやすく時間も手間もかかるねぎですから、供給量を考えると、青木亭様用に畑を増やしねぎを生産するという事は難しい決断でした。ねぎは青木亭様の象徴みたいなものですからね。供給が途絶えるなんて事があれば大変な事になります。青木亭様からねぎ生産に適した大荷場のねぎを気に入ってもらい、なんとかねぎを供給していただけないかとの熱意に押され、新たに畑を増やしねぎ生産を行う事になりました。この地から直送で月間5トンもの安定供給を計る為には、1年中ねぎを栽培しなければなりません、出荷月を計算し、収穫時期をそれぞれ分けて畑を耕し、ねぎを生産しています。この収穫サイクルを構築するには並大抵な事ではありませんでした。今では供給の量、サイクルが安定してきていますが、青木亭様の店舗拡大と共に、畑も増やしていくつもりです。

産地直送!甘みのあるシャキシャキねぎ

生産地である大荷場から、埼玉までは隣県でもあり距離的に近い事で、毎日新鮮なねぎをお届けできています。特にこの産地の冬場のねぎは甘みが強く、つやがありシャキシャキした食感が楽しめます。